この記事を書こうと思った背景・・・
先日、第28回2級キャリアコンサルティング技能士検定を受け、
その結果が届きました。
前回(第27回)初めて受け、実技(面接)試験の2項目で5点至らず、不合格。
そして今回は・・・
同じ2項目で前回よりも所点を下げて不合格となりました・・・。
恥ずかしながら、自分自身の所感としては、今回の面接の方が
「できた!」
という感覚だったのです。。。
この結果を受け、改めて前回と今回の面接について振り返ったときに、
「キャリアコンサルティング」の目的に沿った関わりだったのか、
自分自身への疑念が湧いてきたのです。
そこで、「キャリアコンサルティングとは何か?」という大前提について
まとめてみようと思います。
キャリアコンサルティングとは何か?
『6訂版キャリアコンサルティング理論と実際』(木村周・下村英雄)の中では
「職業及びキャリアカウンセリングは、職業、キャリア、生涯にわたるキャリア(life career)、キャリアの意思決定、キャリア計画その他のキャリア開発に関する諸問題やコンフリクトについて、資格をもつ専門家が個人または集団に対して働きかけ、援助する諸活動である」
という全米職業指導協会の定義を紹介されています。
また、『キャリアカウンセリング』(宮城まり子)の中では
「個人がキャリアに関してもつ問題やコンフリクトの解決とともに、ライフキャリア上の役割と責任の明確化、キャリア計画、決定、その他のキャリア開発行動に関する問題解決を個人またはグループカウンセリングによって支援すること」
というNCDA(National Career Development Association)の定義について
書かれています。
自分がどうしたいのか、それに対して今の何が問題なのか。
その問題を解決するためにどう行動していくのか。
それらを最終的に決定するのはクライアントであり、
キャリアコンサルタントはそれらの諸問題を解決するための支援者。
クライアントは何か解決したいことがあって、面接を受ける。
その面接を通して、問題を整理し、自分自身を見つめ直し、
今後について計画を立て、実行していく。
その過程で、クライアントに変化や成長がある。
自分の面接を振り返ってみると・・・
クライアント主体に本当になっていたか?
と反省する場面があります。
特に、クライアントが1番の問題だと感じていることをお互いに確認した後に、
「それでは○○を先ずしてみる、というのはいかがでしょうか?」
とこちらから提案したこと。
もちろん、これ自体がどんな時も悪い、というのではない。
だけど、目の前のクライアントに先ず考えや想いを聞くのが先だよな・・・。
試験だから「具体的展開に時間内で持っていかないと!」という焦りがあった
のだと思うけど、それは言い訳。
このシーンだけでなく、上記のようなことが他にもあったと思います。
目の前のクライアントが抱えている問題を通して、自分を見つめ直し、
今後をより良く生きていくため・働いていくために、何ができるのか。
これについてクライアントと話し合い、クライアントが自分で意思決定する
サポートをしていく。
この意思決定・行動がクライアントの笑顔に繋がり、
笑顔で働く大人が増えることで
子供も未来にワクワク希望が持てる未来に繋がる、
そんな好循環を社会に増やしていくために私はこの資格を取得したんだった。
そんなこんなで、
自分の初心と改めて向き合う、試験結果の不合格通知となりました。
もちろん今後の研鑽のために、そしてクライアントの支援が適切にできる
キャリアコンサルタントであるために、勉強を重ね、
試験にも再チャレンジします!
辰年ですね!私も今年は新分野へのチャレンジが始まります!!自他の成長にコミットする一年にします☺︎