人材育成の要はリフレクション!!振り返りにより組織力を高める3つの方法

人材育成の要はリフレクション!!振り返りにより個人の成長を促す3つの方法

この記事では「リフレクション」の意味・意義、そして効果的な進め方について解説しています。リフレクションは個の成長、組織の成長に必要不可欠です。効果的にリフレクションを用いることで、効果的な人材育成を進める助けとなります。

リフレクションとは

自分自身がどのような想い・考えを持ち、どのようなことを目的にその行為を行ったのか、そしてそれは本当に自分が望む結果・事象であったのかを振り返りることを言います。

ここで誤解してはいけないことは、リフレクションは「省察」であり、「反省」ではない、ということです。つまり、「ここがダメだったから、次回は改善しよう!」と間違いを指摘するための振り返りではないのです。リフレクションとは目的地までの通過点として、冒頭のこと(自身の行為を振り返り、それは何故か、どんな結果を得たか、それは望むものであったのか)を確認するための機会なのです。

 

成長を促すリフレクションとは

①目的・目標を確認する

先ずその行為の先にはどんな目的があるのか、改めて考える必要があります。旅行に出掛ける時に、とりあえず空港に行き、一番最初に出発する飛行機のチケットを取る、なんて人はなかなかいないと思います。旅行の場合は、きちんと目的を決めて(例えば綺麗な海の景観を見て癒されたいからハワイ島へ行く、等)出掛ける人がほとんどです。それがいざ自分の人生となると、目的意識を持たず、毎日を過ごしがち。とは言え、私たちの言動の裏には、意識できているにせよ、無意識であるにせよ、大切にしている価値観や目的があります。それは仕事に関しても同じこと。自分が任されている仕事の目的について、周囲とすり合わせをすることが不可欠です。

②現在地を確認する(肝心要!!)

続いては現状の確認です。そして、これこそがリフレクションにおいてとても大切な部分です。現状の確認を行う際に注意したいことがあります。それは、「事実」と「解釈」を混同しないこと。例えば「解釈」とは、自分の言動に対して相手が「怒った」というような考え方。一方の事実は「私が『○○○』と言った2秒後にAさんは目を伏せた」という事柄そのものです。ここでは、目的に対し、自分自身がどのような言動を取ったか(事実)、それはどんな想いがあったからなのか(自分の気持ちを言語化=解釈)をそれぞれ考えます。更に、自分の言動の結果得たものはどんなもの(事実)であり、それは自分が望むもの(解釈)であったのか、を考えます。これらを頭の中で考えているだけだと、雑念が浮かんできたりしてごちゃごちゃします。2色の付箋を用いて、事実と解釈に分けて1枚について1項目 書き出すことをお勧めします。

③目的地点までの行き方の選択肢を出す(行動レベル)

最後は目的達成のための選択肢を出すことです。ここでのコツはステップと行動を細かく設定します。例えば、TOEIC 300点の人が一気に800点獲得の目標のみを掲げてしまうと、恐らく多くの方が挫折します。まずは3ヶ月後に400点を目標に置き、そのために平日毎朝通勤電車内で10単語を新たに覚える、週末の朝は問題集を1章分ずつ進めて行く、という具合に誰が読んでもどんな行動を取ればいいのかがわかるように詳細な言語化をします。また、選択肢は1個、2個でなく、複数用意しておきましょう。例えば、電車が混んでいて単語帳やスマホを開けないときは、リスニングのアプリを使って学習する、それもできなかった時はランチの時間に学習する、等のようにリカバリー方法を決めておきます。

 

以上がリフレクションにおける流れです。今回は個人が行う自分自身のリフレクションについて書きました。リフレクションを上司が部下に対して(に限らず他社に対して)行う時には、「事実」と「解釈」の切り分けには一層の注意を払う必要があります。

 

まとめ

人が成長するためには(何か新たな学びを得るためには)、経験とそれに基づく主観が必要不可欠です。日々の生活の中でそれらは意識しなければ過ぎ去ってしまうもの。折を見て、自分自身を振り返る機会を持つことは、成長し続けるためには欠かせません。リフレクションの機会を生活のルーティンに組み込んで、目指す自分にどんどん近づいて行きましょう!